セガ様「maimai でらっくす FESTiVAL PLUS」|「VeRForTe αRtE:VEiN」 楽曲提供
株式会社セガ様のアーケード音楽ゲーム「maimai でらっくす FESTiVAL PLUS」に楽曲
「VeRForTe αRtE:VEiN」
を書き下ろし新曲として提供させていただきました。
Ver = 5、ForTe = FORTE / フォルテ・強み、αRtE = ARTERY / 動脈、VEiN = VEIN / 静脈。曲名はこれらを意味する造語です。ヴェルフォルテアーテヴェインと読みます。
＝長い楽曲コメントがはじまります、フリーク向け。どうせなら曲を聞きながらご覧ください＝
チュウニズムやオンゲキでSEGAさんの音ゲーには収録されておりましたが、maimaiは初収録です。（これにてゲキチュウマイ3機種制覇！ですが、チュウニズムにはまだ書き下ろしがないので、まだ旅は続く…）
シンプルに「A Man In The Mirror(オンゲキ提供曲)のようで、ボス曲の雰囲気がある楽曲を作ってください」とのオーダーを頂きまして、まずどれくらいのボス曲にすれば良いかなと。ボス曲と一口に言っても今は広めの難易度帯が考えられます。
maimaiには15.0までの難易度がありますが、14.85くらいになれば良いかなと思いそこをターゲットに楽曲を制作することにしました。（なので、告知ツイートのちょっとムズイかな？位の曲にしたというのは本当に思っていることです）
maimaiはある程度やっているので、この機種の何が楽しいか、というのはある程度分かっているつもりです。maimaiは洗濯機状の筐体で体を動かしてノーツを取るという特殊な音ゲーであり、かつ昔からやっていたのでちょっと思い入れもあり、思っている楽しさが出せるよう色々楽曲では工夫を施しています。
まず、maimaiには専用の映像（！）が付きます。贅沢だねぇ。なので、映像が付く前提で「起承転結」があるように展開を敷いています。サビ前に声ネタで”Get Ready to Rock?”と言っていますが、それも映像を意識したことの1つです。もちろん楽曲としてもプレイヤーの方々の意欲を煽る意味でもあるので一石三鳥くらいになりました。
そして、なんといっても譜面が面白くなるようにすることです。maimaiにはいろんな種類のノーツがあり、その中でもスライドノーツはかなりmaimaiらしいノーツです。ボス曲は絶え間なく音が続くことが多いですが、ずっと叩いていても仕方ありません。なので、隙を作ってあげています。メインメロディをなくし、キメの音やシンプルなカウンターメロディだけ鳴っているところや、サビでもそれまで16分音符で鳴り続けていたピアノをシンプルに鳴らしている部分を作ったりなどなどしています。Aメロのメロディがシンプルなのもそれを狙ってのことです。なお、サビ入りでスライドがあるのは、ただ譜面作った人が偉かっただけです。あそこは映像ともリンクしていて良いなーと思います。
あとは、maimaiをプレイする時自分は左手右手交互にノーツを取るのが楽しいんですよね。左手の上に右手が行ったりしてmaimaiやってる感がすごい出ます。そういった譜面構成が出来るように楽曲を組んでいるところもあります。
そういったところを汲み取っていただいた譜面を作っていただけたみたいなので、ありがたいです。最近の企業譜面作家の方々、レベル高すぎ。
また、maimaiはポップなイメージがありますので楽曲はボス曲の雰囲気を纏わせながらもポップの精神を忘れずシンプルなメロディ、変な事やっててもなるべく分かりやすく、というのも心掛けました。ただ曲を作ってるわけではないんですよ、えぇ。「A Man In The Mirror」の時はオンゲキがシューターを意識した音ゲーだったのでSTGの曲の要素を入れたりしています。（あの頃は本当にSTGになるとは思っていなかったのであった…）
そして、映像ですがこちらも気合入れて作っていただけたようで大変ありがたいです。HAELEQUIN/HAELEQ∩INZのイメージから始まり、様々な要素を入れていただいています。思い入れがあったようで、本人から語ってもらった方がいいかなと思い紹介はこれくらいにします。制作いただきましたわっふゑさんありがとうございました。エゲついので是非ご覧ください。
ちょっと内容をネタバレして感想を書くと、慣れ親しんだイメージからより広い世界に連れて行ってくれたのと、最後のキメの部分がちょうど12だったことが繋がっていくのと、終わり方シャレすぎてて好きです。
この楽曲はオトモダチ対戦のレジェンド曲として解禁されます。是非末永く楽しんで下さいませ。
公式サイト：https://maimai.sega.jp/
先んじてオリジナルCD「maimai でらっくす グッズキャンペーンDiSC -FESTiVAL-」に楽曲が収録されておりますした。
